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ドライアイ

目が乾く、ゴロゴロする、なんとなく目が疲れる。 画面を見続けたあとに、見え方がにごる、目薬をさしてもすっきりしない、といった不快感に悩んでいる人もいます。 こうした症状の背景にはドライアイが関係していることがあり、眼精疲労(目の使いすぎで目の疲れがたまる状態)と重なって気づきにくいこともあります。 このページでは、ドライアイの特徴と受診の目安をご案内します。

ドライアイとは

目の表面は、いつも薄い涙の膜(涙液膜)に覆われています。 涙液膜は油の層と水の層からなり、目の表面を守り、なめらかな見え方を支えています。 涙の量が足りなくなったり、涙の質が変わって膜が崩れやすくなったりすると、目の表面が乾いて傷みやすくなります。 この状態がドライアイです。 ごくありふれた病気で、涙の膜が不安定になる仕組みは人によって異なります。

明るい自宅のテーブルで本を開き、頬杖をついて窓を眺める中年の女性のイメージ
ドライアイの仕組み

涙が足りない、または質が変わると、目の表面が乾いて傷みやすくなります。

主な症状

目が乾く、ゴロゴロする(異物感)、目が疲れる、目がかすむ、まぶしい、目が痛い、目が赤い、といった症状が代表的です。 目を開けづらいと感じる人もいます。 乾いているはずなのに、かえって涙が出ることもあります。

症状の出方や強さには個人差があり、日によって変動することもあります。

これらの症状は、ドライアイ以外の目の病気でも起こります。 症状の数だけでは原因を決められないため、気になっている症状は診察時に伝えてください。

オフィスのデスクでモニターに向かい、目を閉じて上を向く若い女性のイメージ
ドライアイでみられる症状

乾きや異物感のほか、かすみやまぶしさ、反面涙が出ることもあります。

原因・なりやすい人

加齢とともに、涙の量や質が変わることが背景になります。 パソコンやスマートフォンの画面を見続ける作業では、まばたきが減って涙が蒸発しやすくなります。 厚生労働省のガイドラインでも、乾燥やコンタクトレンズの装用が悪化要因として挙げられています。 エアコンの風や部屋の乾燥も、涙の蒸発を増やします。 まぶたの縁にあるマイボーム腺(涙の油を出す腺)の不調や、加齢による結膜(白目をおおう薄い膜)のたるみやしわが関係することもあります。

ドライアイは女性に起こりやすいとされ、喫煙も悪化要因の一つとされています。 防腐剤入りの目薬を長く使い続けることも、涙の質に影響することがあります。

涙を作る涙腺が、全身の病気で障害されることもあります。 代表はシェーグレン症候群(涙腺や唾液腺に炎症が起きる自己免疫の病気)で、目と口の乾きを感じることがあります。 一部の内服薬には涙の分泌を減らすものがあり、心当たりがあればかかりつけの医師へご相談ください。

これらは原因を考えるための材料で、思い当たるものがなくてもドライアイは起こります。 コンタクトレンズや内服薬、生活環境は、受診時に伝える手がかりになります。

オフィスのデスクで頬杖をつき、ペンを持ちながらモニターから目を離す女性のイメージ
ドライアイに関係する背景

加齢、画面作業、コンタクト装用、乾燥した環境や全身の病気などが関係します。

検査と診断

まず問診で、いつから症状があるか、どんな場面で強くなるか、コンタクトレンズや内服薬の状況を確認します。 涙の膜の安定性は、目の表面を色素で染めて、まばたきをせずに涙の膜が崩れるまでの時間を測る涙液層破壊時間(BUT)という検査で調べることがあります。 同じ色素で、目の表面の傷の有無も観察できます。

涙の量を測るシルマーテスト(目に細長い紙を当てて涙の量を測る検査)が行われることもあります。 これらは一般に行われる検査で、実施するかどうかは状態に応じて医師が判断します。 検査で確認できる乾きの程度と、感じるつらさが一致しないこともあるため、つらさの訴えが大切な情報になります。

診察室で白衣のスタッフが細隙灯顕微鏡を操作し、あごを台に当てて座る女性のイメージ
ドライアイの検査の流れ

目の表面の染色観察や涙の量・安定性の検査を、状態に応じて組み合わせます。

治療方法

治療では、不足した涙を補う点眼薬が中心になります。 目の表面の炎症が強い場合には、炎症を抑える点眼薬が使われることがあります。 涙の出口に小さな栓をして涙をためる涙点プラグという方法もあります。

あわせて、悪化要因を減らす生活の工夫が大切です。 画面作業の合間に休憩を取る、まばたきを意識する、エアコンの風を直接当てない、加湿器で湿度を保つ、目元を蒸しタオルなどで温めるといった工夫があります。 コンタクトレンズの装用時間を減らすことも、一緒に検討する選択肢です。

診察室の机を挟んで白衣のスタッフと向かい合って話す中年の女性のイメージ
ドライアイの治療の考え方

点眼で涙を補いながら、休憩・環境・まばたきなどの生活の工夫を組み合わせます。

放置した場合の注意点

涙の膜が不安定な状態が続くと、目の表面の細胞に傷ができやすくなります。 しみる痛みやゴロゴロ感、見えにくさが続くと、仕事や読書への支障になります。

急に目の痛みが強くなる、見え方が急に変わる場合は、別の病気の可能性があります。 症状が続く場合は、様子を見続ける前に、一度眼科で確認してください。

受診を検討する目安

目の乾きやゴロゴロ感が続く、目の疲れやかすみが取れない、コンタクトレンズの装用中の不快感が増えてきたという場合は、眼科で確認してください。 症状が軽くても、続いているなら一度相談してください。 目の状態と原因は、診察で確認できます。

目の痛みが強い、急に見えにくくなった、目のけがや薬品が入ったあとに症状が出ている場合は、通常の受診を待たずに相談してください。 目に薬品が入ったときは、きれいな水で目を洗いながら、直ちに医療機関へ連絡してください。 診療時間内であれば、米澤外科内科(046-242-1111)へ電話で受診方法をご確認ください。 診療時間外は、別の医療機関(救急外来)へ相談し、症状が強い場合や判断に迷う場合は、迷わず受診してください。

自宅のテーブルでスマートフォンで通話する中年の男性と、後ろから肩に手を置く女性のイメージ
ドライアイと受診の優先度

けがや薬品が入ったあとの症状は早めの相談が必要で、時間外は別の医療機関に相談します。

よくある質問

ドライアイは治りますか?

ドライアイは、原因を完全に取り除いて終わる病気というより、治療と生活の工夫で症状を落ち着かせながら付き合っていく病気です。 症状の落ち着き方は原因や状態で変わるため、続く場合は一度相談してください。

市販の目薬で様子を見てもよいですか?

軽い症状であれば、市販の目薬で楽になることもあります。 充血を取る目的の目薬の使いすぎには注意が必要です。 症状が続く場合は、眼科で目の状態を確認することをおすすめします。

目が乾いているだけか、自分で判断できますか?

目の乾きや疲れは、ドライアイ以外の目の病気や、眼鏡やコンタクトレンズの合わなさでも起こります。 症状の感じ方だけでは区別しにくいため、続く場合は眼科での確認をおすすめします。

予約は必要ですか?

いいえ、予約は必要ありません。 診療時間と休診日をお確かめのうえ、直接お越しください。

米澤外科内科で行っている診療

米澤外科内科では、眼科検査、診断、経過観察、必要時の治療相談を行っています。 目の乾きが気になり始めた段階から、症状が続く段階まで、同じ眼科で相談を続けられます。

検査で目の状態を確認したうえで、経過をみるか治療を考えるかを患者さまとともに整理し、治療が必要な場合の内容は診察時にご案内します。

受診案内

眼科は予約の必要はありません。診療時間・休診日をご確認のうえ、直接ご来院いただけます。

受診の前に相談したいことや、担当医の曜日を確認したい方は、医師紹介をご覧いただき、米澤外科内科(046-242-1111)へお電話ください。 電話では、いつから、どんな症状が、どんな場面で強くなるか、コンタクトレンズや内服薬の有無を伝えると相談しやすくなります。

最終更新日:2026.09.09

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